2007-09-30
ついこの間まで残暑が続いていたのに、あっという間に秋。
朝晩の冷えも感じるようになってきましたね。
体調管理には十分にお気をつけくださいね。
さてさて10月の定休日です…
4日(木)
10日(水)・11日(木)
18日(木)
24日(水)・25日(木)
となっておりますので、よろしくお願いします。
10月はスタッフ皆で隠岐に旅行に行く予定なんです♪
悪天候にならないように願ってますよ!
結果は後ほど日記にて☆
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2007-09-11
「五十肩」
今回は五十肩についてです。
一般的には四十肩とも呼ばれ、40,50代に多く発症することからこう呼ばれています。
肩関節のどこかに炎症が起こっているのが原因で「肩関節周囲炎」というのが正式名称です。
いわゆる使い過ぎ・長年の疲労の蓄積が原因と言われており、ちょうど中年期にピークを迎え発症します。ただし仕事の内容やスポーツによる過度の疲労によってはもっと早くに発症することもあり、また60代以降に起こることもしばしばです。
痛みのパターンは関節の前・横・後ろと様々で、炎症の起こっている部位により異なります。
症状は関節部の違和感から始まり、次第に腕が挙がらなくなり、バンザイができない・髪が結べない・エプロンが結べないなど運動が制限されてきます。また睡眠時に痛みを伴うこともあります。
五十肩の症状は非常に個人差が大きく、違和感のみの人から日常生活に著しく支障をきたす人まで様々です。
●五十肩の治療
一般的な五十肩の場合、初めに痛みが増していく「急性期」があり、その後痛みが固定する「安定期」を経て「回復期」に向かいます。
急性期は痛みが強く、炎症による関節の腫れや熱感が認められる場合があり、この時期は「冷却」と「安静」が基本です。
安定期になり、腫れや熱感がひいたら今度は「保温」と「運動」に入ります。
基本的に炎症に対しては「冷却・安静」が鉄則ですが、それは急性期の時です。時期を過ぎると反対になることを覚えておいてください。
保温には温湿布や寒い時期だとカイロが使われます。またお風呂にゆっくり浸かって血液循環を良くするよう心掛けてください。
運動は自分で挙げるのが困難です。壁をつたって挙げたり、棒やタオルを両手で掴み良いほうの手で挙げる、といった運動が有効です。また、痛いほうの手に重い物をぶらさげて肘を伸ばしたまま肩で回す、という運動も有名です。
●マッサージ・はりでの治療
基本的にはりを用います。
痛みを起こしている筋肉や腱、また患部をかばって緊張している筋肉などを刺激しほぐしていきます。
マッサージに比べ、ピンポイントに患部を刺激できるので、はりを使うことをおすすめします。
●コース
初回は50分の「上半身+はり」をおすすめします。
痛みが強いと、どうしても首や肩も緊張していますので、まずマッサージでほぐしていき、その後患部を中心にはりをしていきます。
2度目以降は30分の「ワンポイントはり」で継続的に、同様の治療をしていくことをおすすめします。
また当院で扱っている「円皮鍼」(シールタイプのはり)で持続的に刺激するのも有効でしょう。
●完治まてに
五十肩の経過は非常に個人差が大きく、早い人で3ヶ月。長いと3年以上かかる人もおられます。
特効薬のようなものはなく、対症療法での痛みの軽減が基本となります。
何もしなくても時が経てば治る、とは言われていますが、マッサージやはり・運動療法を加えたほうが回復が早いと思われます。
実際マッサージ・はり治療で劇的に回復した例もあります。
継続的な治療、になるかもしれませんが、何もしないよりいろいろアプローチされたほうが良いのではないでしょうか。
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